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           まだまだ知らない世界って多いなー。

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           こんな風に旅に出たい。

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                                どこの国でも、どんな時代でも男の子ってバカでかわいーなー。

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                                これはほんと永久保存版ですな。

センスってこうやってうまれるんだなー。

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                              やっぱりパンは好き。

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ゆっくり時間をかけて煎れたコーヒーをのめる贅沢。幸せだなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんな本

2万人に愛される「青山パン祭り」から生まれたBread Labが送る、パン好きによる、パン好きのためのパンの本『CRAFT BAKERIES』 ◎「パンが好き」から、全てが始まる。 2011年に世田谷・三宿エリアではじまった「世田谷パン祭り」から発展し、201311月に青山・国連大学前で開催されているファーマーズマーケットのなかで始まった「青山パン祭り」。日本各地からパンの名店が集い、今では土日で約2万人を動員する日本最大級のパンの祭典へと成長しました。その運営メンバーを中心に結成されたのが「Bread Lab」。美味しく楽しいパン文化、さらに素材やつくり手など、パンのそもそもにまつわる不思議まで、パンが好きから始まる好奇心で、どこまでも探求していくラボです。 ◎クラフトベーカリー Bread Labが「青山パン祭り」という活動を通して、多くのパン屋さんに出会うなかで、自分たちに届けられるパンが、どんな人が、どんな工房で、どんな想いや素材・製法へのこだわりを持って作っているのか、そこにあるパン作りの根本を知りたいという想いで企画されたのが『CRAFT BAKERIES』。パンに探究心と愛情を持ち、丁寧に作り上げる良心的なパン屋さんを「クラフトベーカリー」と呼び、国内は北海道から沖縄まで、海外はアメリカとスウェーデンで、国内外61軒のパン屋さんやベーカリーカフェを取材し、まとめあげました。

 

 

『CRAFT BAKERIES』ご興味のある方はスタッフまで

 

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こんな本

ドアノーさんが生前決して言わなかったことがあります、それは彼がレジスタンス運動に参加していたことです。彼はカメラに出会う前、15歳で印刷工場の職人となったのですが、その頃会得した技術を生かして、ナチス占領下のパリでユダヤ人のために偽のパスポートをせっせと作っていたのです。以前ディナーに時に戦争中は何をしていたのですか、と質問した時には「いやな時代だったよ。フイルムも手にはいらなくてね、じっとしていたよ。」と言っていたのですが、実は地下に潜っていたのです。アメリカ人がナチスを追い払ってくれた時に、フランスにはにわかレジスタンスがあふれた、と言いますが、本当のレジスタンスは黙っていたのです。一本筋が通った人間、とはこういう人のことを言うのでしょう。今回の展示で、レジスタンスの印刷工場と言うのがありますが、実はこの写真はパリが解放されたあとに再現して撮ったものだということを娘さんが教えてくれました。
「父は言ってました。『彼らこそ本物の英雄であった。どうしてもそのことを記録に残しておきたかった』と。」

パリが解放された時、写真家たちには2本のフイルムが配られました。たったの36枚分です。今歴史に残るパリ解放の写真はすべてこれらの少ないフイルムでとられたそうです。で、多くの写真家がナチスと寝た女たちがリンチに会い、髪を丸刈りにされている様子を撮りましたが、ドアノーは言いました「僕は可哀そうな女たちにカメラを向けたくなかった。」

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「大きな事故の現場に居合わせたこともあった。仲間は皆、馬鹿だな、儲けるチャンスなのに。と言ったのだが僕は不幸な人にカメラを向けるのはどうにも申し訳なくてできなかったよ。」それが我らが愛するドアノーです。

甘い、と思う人もいるかもしれません。でも彼が郊外の灰色の町、ぬかるみで遊ぶ子供たちや、ひしゃげたような顔の疲れた労働者を撮る時、今の人は「なんてチャーミングなパリの子供かしら」とか、「さすが味のある顔の労働者、」と感嘆するかも知れませんが、フランシーヌが言うように、彼は、パリ市の美しい建造物に住めない城壁の外の貧しい者たちが、ひどい住宅で、ひしめいているのをカメラに収めることで無言の告発をしていたのです。そこで正義感に鼻をふくらませるかと思いきや、ウインクして彼は言ったものです。「貧困は光をよく捕らえるんだよね!」「僕は彼らを利用させてもらっているのさ。」へへへって。

ドアノーさんの最後のポートレートとなった緒方拳さんの撮影のコーディネートをしました。1993年の正月でした。ドアノーはベルヴィルのメニルモンタン公園のあたりを歩きながらここには何があった、といちいち昔のパリの話をしてくれました。今はすっかり瀟洒な住宅街ですが、昔は貧民街でボロボロの家ばかりだったそうです。どうして貧しい人の顔に興味があるのですか?と私が聞いたら。そのときにも言ってました「貧困は写真映りがいいのさ」って。「若者や金持ちはのっぺりして光が滑るんだ」確かに彼の写真はしっかり人をとらえています。それで今でも生きている。

今、恵比寿でやっている写真美術館のドアノー展を見ると、彼の眼を通して20世紀のフランスが見えます。昔のカメラはブレずに撮るのが難しかったそうですが、展示を通して、郊外の質素な家に生まれた男のブレなかった一生が見られます。写真って撮る人の視線を表します。彼はいつも言っていたそうです。僕は自画像しか撮れない。って。彼は感情移入した時しかシャッターを押せなかったそうです。ここに写っているすべてがドアノーの顔です。時にはさびしくて、躍動したり、滑稽になったり、必死になったり。人間を大切にした人間の顔です。

サラヴァ東京では昨年の1月にピエール・バルーと堀江敏幸さんと招いてドアノーの郊外を語るイベントを開きました。いつか、彼らで今のパリの郊外をめぐる散歩をしたいね。と言っていたのが印象的でした。いつか実現するでしょうか?

 

ロベールドノアー写真集、ご興味があればスタッフまで